♥ 111･･･ということで！２（小ネタ細道)

１の羅列にかこつけて･･･

1111ネタ救済ログその２
曽芭のターン！！

ぽっきーげーむ……で語る二人。
ごく稀に断罪抜きにデレだす弟子にあたふたしつつも嬉しい芭蕉さん。

「俳諧師は俳諧師らしく、ポッキーゲームを題材に愛の詩をささやきまSHOW！！」

「中途半端な西洋文字が本当鬱陶しいですね芭蕉さん」

「愛囁くどころか毒吐いたよこの鬼弟子！」

「いいからさっさとやりなさい」

「自分で横ヤリいれたくせに横暴過ぎる……んー…」




「……あ、一句浮かんだ！！…近付いた距離の分だけ君が好き…なんちゃって！！きゃー！！」

「……季語がないです」

「や…そこはほら……察してよ！！」

「･･････所詮そんなものですか、貴方の想いの丈は」

「所詮って…！！じゃ曽良君だったらどうなのさ！！」

「そうですね……」



「喰らうなら棒ごと丸ごと貴方ごと」

「……………」

「などはどうでしょう」

「…どどどうって…なんか………なんか…卑猥だ！破廉恥っ！！」

「そんなことをいう貴方の考えこそ卑猥ですよ」

「…それにえーと…き、季語がない！！」

「そこは、察して下さい」

「………………」

「………………」

「……………。曽良くん」

「はい」

「……さっきの私の句は、撤回だ」

「はい？」

「近付いた、距離より。ずっと……」



(察しているよ、季語で季節を分ける必要なんてない事。こうして過ぎていく日々を詰めた目の前のお互いこそ、季節の塊そのものだもの)

(察してください、こんな俗な行事に乗せてしか紡げない冗談染みた僕の本音を)