♥ 111･･･ということで！３（小ネタ天獄)

…11日に間に合わなかった…！

1111ポッキーの日の小ネタログ救済その３！！
最後に鬼閻のターン！！

(会話じゃわかりにくいかな、と余計な絵つけてたら日付が間に合わなかった…！でも晒す)


釦は土壇場で一歩引いちゃう受けを書くのが好きです。
そして受け側にとってはまさに想定の範囲外なネタが大好きなんだ…！！

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「鬼男くーん今日って…」

「嫌ですけど」

「ちょ、まだ何も言ってない！！」

「去年のアンタのパターンから察するに『今日は下界ではポッキーの日だよ鬼男君！だから鬼男君一緒にレッツポッキーゲームといこうじゃなーいの！』とか抜かすのかと思いまして」

「くっ…台詞完全再現…覚えられてた」

「はい。実に鬱陶しかったので」

「………別にさぁ、ドキドキ接近とかそんな多くは望んでないんだよ」

「…？大王？」

「ただオレは……君とこのゲームをしたという事実が欲しいんだよ！それだけでいいんだよ！！」

「はぁ…何ですその中途半端に低姿勢…珍しいな」

「変にがっついて、やってすら貰えなかったら嫌だし…。オレだって日々学習してるんだぞ！」

「…その意欲を仕事に向けてくれるなら僕だってこんな辛辣にならなくてすむんですけどね…」

「聞こえないきこえなーい！！とまあ、そんなわけでさ……こうなったわけよ！！」


「…いや、答えになってませんよ。なんだよこの無駄に長いチョコは！！」

「だからぁ。こんだけ長ければ恥ずかしくないでしょ？？ってこと」

「………。っていうかむしろ逆に…」

「？」

「…いえ別に……まさかこれ、僕も食べ進めるんですか？」

「こんだけ長いんだから少しぐらいやってよー！たまには乗ってくれたって罰は当たらないよ！！」

「…………ったく！！仕方ないからやってやりますよもう…」

「やったね！！」


(無言でぽりぽりぽり)


「……………」

「……うわ…(大王喰うの早いな…)」


(ぼりぽり、ばきいっ!)



「(ええぇ？！折っちゃったよコイツ？！！)」

「…………あー、ドキドキした…！いいね！！やっぱりこういうトキメキって大事だよね！！！ふふふ、ありがとー鬼男くん」

「…いえ…(何だろう、このやるせなさは…)」


「うまー(ぽりぽり)」


（イラッ）


「………っ！(がしい)」
「？！」

「………(食べ進め)」
「………(硬直)」

「…大王」

「ふ、ふぁい？！！…ってか近い鬼男君…」

「アンタ、とことん僕をヘタレ扱いしてるだろ」

「そ、そーんなことは…照れ屋さんだとは思ってるけども…いやだから近……っ！！」



かえって恥ずかしい！！
辿り着く愛情の長さ！



(僕の為？ふざけるなよ。だって僕は甘い物なんてそこまで好きじゃないだぞ？かえって言い訳できないんだよわかれよ、くそう！！！)

(君の為だとかけた保険は本当は全部自分の為。甘い物は好きだけど、詰めが甘いつもりはないんだから！！なのに何だこの事態？！)