♥ 歪曲（閻魔／天国短文）

「さあて。侵入者さん一名お出迎えー、ってね」

　侵入者を迎え撃つは、冥界最高権力者。
　…ありえない。
　このイカは、何の為に僕達という存在があるのかわかっちゃいない大馬鹿野郎だ。
　腰抜けの癖に、ああ腹立たしい。
　なんだってこんなときばかり重い腰を上げるんだ。

　けれど嘆いても仕方ない。
　そんな、何の為に僕等がいるかわかっちゃいないこんな大馬鹿野郎が我らが主君なのだから。

「援護はよろしくね、鬼男くん」
「…むしろそれはアンタの役目です」

　だからこそ僕は今、ここにいる。



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…的なものが描きたかったと思われる落書（何だそれ）

鬼男くんの見ていないところでちゃんと『閻魔大王』をしてる閻魔、というか部下の見ていないところできっちり『自分』を勤めている上司組というのにもだえます。

その頑ななまでの線引きを、部下組にぶっ壊してほしい。


閻魔は部下を「駒」として使うのが下手そうだ、という勝手なイメージがあります。
…イメージというか、正確には妄想という名の夢ですがね！（笑）
多少の小物は放って部下任せだけれど、ちょっとアレな厄介事にかんしては自分で動いちゃう。
上司としてならともかく「王」としては褒めれる対応ではないその態度。
そんなことを何度も見過ごすような鬼秘書ではないので、バレてこっぴどく怒られます。
でもきっと懲りない。
鬼男くんには「だったら意地でも頼らせてやらあコンチクショウ！」なノリで根気強く頑張ってほしいものです。