※はじめましての方は『※はじめに』をご一読下さいませ(心の自己防衛)
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【ほっぺにちゅう】 妹子(妹太)
【後ろから抱きしめる】 芭蕉(曽芭)
【お姫様抱っこ】 閻魔(鬼閻)
【髪の毛を弄る】 太子(妹太)
++++++++++
【ほっぺにちゅう(妹太)】
「餅みたいだな、お前」
柔っこいな、と楽しそうに笑う唇。
どうやらその肉付きの薄い赤が、つい数秒前に僕の頬を啄んだものの正体らしい。
(なんてことだ!)
理解すると同時に、思わず頬を力一杯に拭った。
「おまっ、何だその失礼な反応?!」
「うるさいですよ!このまんじゅう野郎!」
「ま、まんじゅう?!」
薄い皮のその下にある甘味に想いを馳せる僕を、少しは察してほしい。
誰が餅みたいだ。
それはあなたの事でしょうそんな馬鹿みたいに頬を膨れさせて全くもう…!!
いとも簡単に己の欲求をやってのけて。
それでも結局、なんでもないみたいに笑う太子にじりじりと僕の内部は焼けていく。
(ああくそう、僕なんて、触れたらもう、きっと色々と駄目だってのに!)
焼けた餅のように膨らんで。
触れたら爆ぜるに違いない。
(やわらかな決壊への熱は、さめそうにもない)
===============
ぎりぎりもち肌にさわりたいしなお芋
(だいぶ欲求不満)
===============
【後ろから抱きしめる(曽芭)】
「そ、曽良君?」
「なんですか」
「……何か、あった?」
「別に、何も」
背骨に当たる、鼻筋の感触。
着物越しに伝わるぬるい肌の温度。
その感情に応える腕なら持ち合わせているのだけれど、彼はそれを望まない。
今はただ、いつかくる喪失をどこまでも恐れているのだ。
だから私は。
「ねぇ、綺麗な夕暮れだよ。明日はきっと晴れるね」
「………」
「明日は少し、遠回りしていこうか」
二人で並んで夕日を見て、明日を観る。
近しい未来の約束で、君との絆を今日も繋ぐよ。
(甘えるみたいに強まった腕が嬉しくて愛しくて、ああかわいい)
(あともう少ししたら、そう言ってあげよう)
(そうしたら君はもう、すっかりいつもの曽良くんで応じるに違いないからね)
(…意地っ張りなところも可愛いなぁ)
===============
師匠な芭蕉さんと、情緒不安定な曽良くん。
かわいいなぁ、の一言で色んな全てを包めちゃう懐の広さに曽良くんはきっと一生勝てない。
(ちょっと低糖…?いや、らぶらぶと言い張るよ!)
===============
【お姫様抱っこ(鬼閻)】
ひよい、と音がしそうな程に呆気なく。
寛いでいた椅子から突然、前置きなく抱き上げた。
鬼男くんが、オレを。
「……………」
口にくわえたままの菓子のせいで、なあに、ともきゃーとも言いそびれる。
え、何だこの状況。
少女漫画のヒロインだったら誰もが憧れそうなこのシチュエーション。
意図がさっぱりわかんない。
まばたきも忘れてその整った顔を凝視していると、唐突にクッキーごと吐息をもぎ取られた。
えええ、このタイミングでちゅーなんですかちょっと。
「…そんなに見開くと、目玉落ちますよ?」
「お、落ちてたまるかっ」
…あああ、何となく意図を察してしまったよ。
長い付き合いだからね。
おつきあいを始めて早数年。
キスはそれなりに様々な場面で場数踏んだけど、未だにベッド以外では行為を致さないのがこの堅物な恋人なのだ。
けれど。
「…鬼男くんって…生真面目で基本的に紳士だけど、なんか、案外…」
「何ですか?」
「……いや、別に」
なんかだんだんとその手腕、というか。
…手段が強引になってるのは、気のせいだろうか。
少女漫画のヒロインだったら誰もが憧れそうなシチュエーションで運ばれながら、抗議を込めた視線を送る。
ねえ。そりゃ別に、君を拒絶なんてする気はないけどさ。
もっと他に手順、あるんじゃないの?
そういうやりとりってとっても大切だと思うんだけど。
……面倒くさいからって理由だったらどうしてくれよう。
じとりとした眼差しのそんな理由を知ってか知らずか、不貞腐れたみたいに鬼男くんが答えた。
「しょうがないでしょう?口説く余裕もないんです」
長い足が向かう先。
寝所一直線。
(…なにその殺し文句…!!)
=============
ドライにがっつく鬼男くん。いまいち読みの甘い閻魔。
床への持ち込み方が年々横暴化してればいいよ!
何だかんだ一番甘くなってしまい心底恥ずかしいよ私!(赤面)
=============
【髪の毛を弄る(妹太)】
「……あの」
「何だよ」
「楽しいですか」
「うん」
「…そうですか」
「お前の髪いいなぁ。ふわふわしてて気持ち良くて、わんちゃんみたい」
「…はあ…どうも………随分お気に召してますね」
「うん。好きー」
「髪が?」
「妹子が。………いや、髪な。妹子の髪が!!」
「…まあ僕も好きですけどね」
「自分の髪がか?!このナルシストのナル芋子め…」
「誰がナル芋ですか!……そっちじゃなくて、こっちですよ!」
指先に、髪を絡めて。
お互いの視線も絡み合う。
ひかりで甘く透ける妹子の目が私をみつめながら、ゆるやかな半月を描いた。
「好きですよ」
「……髪がか」
「言わせるんですか?」
(うわぁ…きっと今、この瞬間の世界幸せ一等賞は私に違いないよ!)
=============
ツンがデレてきゅんきゅんし太子。
思春期か、ってくらいに青春まっさい中。
可愛いバカップルな遣隋使に私はきゅんきゅん。
=============
大体こんなかんじで消化予定です。
沢山の拍手有難うございました!!
【後ろから抱きしめる】 芭蕉(曽芭)
【お姫様抱っこ】 閻魔(鬼閻)
【髪の毛を弄る】 太子(妹太)
++++++++++
【ほっぺにちゅう(妹太)】
「餅みたいだな、お前」
柔っこいな、と楽しそうに笑う唇。
どうやらその肉付きの薄い赤が、つい数秒前に僕の頬を啄んだものの正体らしい。
(なんてことだ!)
理解すると同時に、思わず頬を力一杯に拭った。
「おまっ、何だその失礼な反応?!」
「うるさいですよ!このまんじゅう野郎!」
「ま、まんじゅう?!」
薄い皮のその下にある甘味に想いを馳せる僕を、少しは察してほしい。
誰が餅みたいだ。
それはあなたの事でしょうそんな馬鹿みたいに頬を膨れさせて全くもう…!!
いとも簡単に己の欲求をやってのけて。
それでも結局、なんでもないみたいに笑う太子にじりじりと僕の内部は焼けていく。
(ああくそう、僕なんて、触れたらもう、きっと色々と駄目だってのに!)
焼けた餅のように膨らんで。
触れたら爆ぜるに違いない。
(やわらかな決壊への熱は、さめそうにもない)
===============
ぎりぎりもち肌にさわりたいしなお芋
(だいぶ欲求不満)
===============
【後ろから抱きしめる(曽芭)】
「そ、曽良君?」
「なんですか」
「……何か、あった?」
「別に、何も」
背骨に当たる、鼻筋の感触。
着物越しに伝わるぬるい肌の温度。
その感情に応える腕なら持ち合わせているのだけれど、彼はそれを望まない。
今はただ、いつかくる喪失をどこまでも恐れているのだ。
だから私は。
「ねぇ、綺麗な夕暮れだよ。明日はきっと晴れるね」
「………」
「明日は少し、遠回りしていこうか」
二人で並んで夕日を見て、明日を観る。
近しい未来の約束で、君との絆を今日も繋ぐよ。
(甘えるみたいに強まった腕が嬉しくて愛しくて、ああかわいい)
(あともう少ししたら、そう言ってあげよう)
(そうしたら君はもう、すっかりいつもの曽良くんで応じるに違いないからね)
(…意地っ張りなところも可愛いなぁ)
===============
師匠な芭蕉さんと、情緒不安定な曽良くん。
かわいいなぁ、の一言で色んな全てを包めちゃう懐の広さに曽良くんはきっと一生勝てない。
(ちょっと低糖…?いや、らぶらぶと言い張るよ!)
===============
【お姫様抱っこ(鬼閻)】
ひよい、と音がしそうな程に呆気なく。
寛いでいた椅子から突然、前置きなく抱き上げた。
鬼男くんが、オレを。
「……………」
口にくわえたままの菓子のせいで、なあに、ともきゃーとも言いそびれる。
え、何だこの状況。
少女漫画のヒロインだったら誰もが憧れそうなこのシチュエーション。
意図がさっぱりわかんない。
まばたきも忘れてその整った顔を凝視していると、唐突にクッキーごと吐息をもぎ取られた。
えええ、このタイミングでちゅーなんですかちょっと。
「…そんなに見開くと、目玉落ちますよ?」
「お、落ちてたまるかっ」
…あああ、何となく意図を察してしまったよ。
長い付き合いだからね。
おつきあいを始めて早数年。
キスはそれなりに様々な場面で場数踏んだけど、未だにベッド以外では行為を致さないのがこの堅物な恋人なのだ。
けれど。
「…鬼男くんって…生真面目で基本的に紳士だけど、なんか、案外…」
「何ですか?」
「……いや、別に」
なんかだんだんとその手腕、というか。
…手段が強引になってるのは、気のせいだろうか。
少女漫画のヒロインだったら誰もが憧れそうなシチュエーションで運ばれながら、抗議を込めた視線を送る。
ねえ。そりゃ別に、君を拒絶なんてする気はないけどさ。
もっと他に手順、あるんじゃないの?
そういうやりとりってとっても大切だと思うんだけど。
……面倒くさいからって理由だったらどうしてくれよう。
じとりとした眼差しのそんな理由を知ってか知らずか、不貞腐れたみたいに鬼男くんが答えた。
「しょうがないでしょう?口説く余裕もないんです」
長い足が向かう先。
寝所一直線。
(…なにその殺し文句…!!)
=============
ドライにがっつく鬼男くん。いまいち読みの甘い閻魔。
床への持ち込み方が年々横暴化してればいいよ!
何だかんだ一番甘くなってしまい心底恥ずかしいよ私!(赤面)
=============
【髪の毛を弄る(妹太)】
「……あの」
「何だよ」
「楽しいですか」
「うん」
「…そうですか」
「お前の髪いいなぁ。ふわふわしてて気持ち良くて、わんちゃんみたい」
「…はあ…どうも………随分お気に召してますね」
「うん。好きー」
「髪が?」
「妹子が。………いや、髪な。妹子の髪が!!」
「…まあ僕も好きですけどね」
「自分の髪がか?!このナルシストのナル芋子め…」
「誰がナル芋ですか!……そっちじゃなくて、こっちですよ!」
指先に、髪を絡めて。
お互いの視線も絡み合う。
ひかりで甘く透ける妹子の目が私をみつめながら、ゆるやかな半月を描いた。
「好きですよ」
「……髪がか」
「言わせるんですか?」
(うわぁ…きっと今、この瞬間の世界幸せ一等賞は私に違いないよ!)
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ツンがデレてきゅんきゅんし太子。
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べに釦
性別:
女性
自己紹介:
名:べに釦(べに ぼたん)
性:凹
血:B
誕:聖チョコ祭り前日
・本能のままに生きる20代の社会人(斜怪人?)
・基本的に人見知りチキン
・下手の横好きな文字書き。落描きもする
・マイナー/雑食/熱しにくいが火が点くと一瞬。そして永い
・ギャップもえ。基本的に受けっ子さん溺愛
・好きキャラをいじめ愛でるひねくれ者
・複数CPの絡むとかもう大好物。らぶ!
・設定フェチ。勝手に細かい裏設定を偽造して自家発電
さらに濃ゆい版の詳細は※
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