♥ ふたり（鬼閻／絵＋文）

　他愛のないささやき合い。
　意味を持たない触れ合い。
　お互いへと、指先で、心で触れること。

　そこに以上も以下もなく、ただただその幸せに笑った。

「好きだよ、鬼男くん」


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　ペイント落書き。
　幸せの裏側にある影と、故に際立つ幸せの輪郭。
　それが鬼閻のもどかしい所でもあり愛おしい部分でもあり…ああジレンマ。

　賽日まであと二日…！

♥ 晴れ着の華（閻魔／※にょた注意）

成人式、でしたねー。
新成人の皆様おめでとうございますｖ

　こう、お金も手間もしこたまかかりますが…
　やっぱり、着物って…良いよね！…っていうか女の子って華やかで…いいよね！！
　きらふわの可愛さとか艶やかさとか、もう一人一人が『花』ですよねｖ
　自分が当事者だった時は『男はスーツひとつあれば冠婚葬祭ラクで羨ましいなこの野郎』とか恨めしくも思ったのですが。
　こうニュースで目にしたり、妹や身内の晴れ姿のお世話をしたり、姉馬鹿丸出しで写真とったりしてると『あーやっぱ女の子っていいなーｖ』と思います。

　……と、そんな事を思い出しながらエチャ遊びしてたら、こんなことに。
　女装を通り越してただのにょたに成り下がりましたので、以下折りたたみ。

　↓今年初天国の記事がこれかよ…！！（笑）

「いやー眼福がんぷく！女の子の着物は華があって良いよねー…うなじとか後れ毛とか、思わず舐めたおしたくなるような色香がたまんない。着物って本っ当そそるよね鬼男くん！」
「…アンタもう口開くな黙ってろ。むしろ呼吸しないでください」
「酷い！オレに死ねと？！」


　…見本無しのためえらい貧相な着物に…実際の閻魔ならもっと派手に盛ってそうですが（笑）
　現パロにょたなのか変身コンパクトなのかはともかく、どんな格好をしても言うことはおっさん臭いと良い。
　だって元が閻魔（おっさん）だもの。

台無し！だがそれがイイ。
残念だったね良い意味で！なおっさんが今年もきっと大好きです。
私が。

「アンタに着られてる着物が不敏で仕方ないですよ僕は…」
「えー、そんなに似合わない？」
「……そんな事は言ってないです」

そして部下が。
（鬼閻主張！）


　そんなわけで（？）最近エチャなるツールにようやっと手を出しました（笑）
　まだ２、３回いじった程度なのですが…何かこの、ペイントに似た扱いにくさがちょっと愛しいです。
　ひとりで遊んでたら既に３回くらい回線切断されてこれがうわさの鬼畜っぷりか…と戦慄（笑）

　ただ人様のとこに乱入する勇気は当面出そうにない。
（寅年でも悲しいかな、テラチキン）

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♥ 冬の流れ星の正しい見つめ方（妹太／絵＋会話）

「…なかなか流れんなー…」
「あ、今流れましたよ、ほら！」
「………見えん…！」

　あたたかな毛布。
　それなりな視力、多少のガマン。

（それから、それから）

（一緒のお前の）
（傍には貴方の）

　大切な温度。

『冬の流れ星の正しい見つめ方』

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09/12/13　手ブログより。
ふたご座流星群がピーク、と聞いて。
『星空を見上げた仲』といったらもうこの二人は公式公認だもの！（笑）

『～見つめ方』の後ろに（バカップルの）と入ります。
同じ毛布にくるまって星見、王道ロマン！
（…太子の視力だとちょっと難しそうですが）

妹子と太子は仲良しトゥナイト！！

↓ちなみに上の色塗り前。

　…実はこっちの色の方が個人的に気に入ってたり…
　もともとこのデフォらくがきで終わるつもりだったのを、ちょっとグリグリごてごて塗って遊んでいたら…間違って上書きしてしまったという（←馬鹿）

♥ 新年のごあいさつ（＋飛鳥絵）

今年も日和熱はもちもちのあつあつ！
いらっしゃいませ寅年！

本年もひっそりのんびり、まったりとやっていこうと思います。
どうぞ宜しくお願いしますｖ


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　またまた手ブロ流用でした。
　2010年日和初めがこんなんですいません（笑）

　ギリギリもち肌のおっさんと、ほっこり芋の子の織り成す、いもたいもち…！！
（お餅さまにあやまれ）


　いやー……あっ！！というまに終わっちゃいましたね…お正月…！

　今年は三が日に土日がぶつかっちゃったのでとんでも短い正月でした。
　年賀状を描いたり、いただいたり、恒例あけおめメールラッシュもやったのに、あんまり新年って感じがしない！（笑）

　ちょうど大晦日からお休みだったのですが……大晦日はもう、それまでの寝不足を取り戻すかのように眠りをむさぼってました…それがまず良くなかった！（出だしからやる気なし）

　そしてその眠りの合間に、毎年恒例のサンホラ本家ブログの怒涛の更新劇を追い掛けつつね…
（大晦日といえば、紅白よりレコ大よりＳＨ流行語大賞だと胸を張って言うよ！笑）

　あとは笑ってはいけない、を見て年越し。
　そんな大晦日。
　あとの二日間は実家の年始大掃除したり、元旦の福袋で大失敗したり……合間に本家を追い掛けたり……。


　……あれ、ぐうたら三昧こそしなかったけど…案外ちゃんとお正月してる！（笑）


　まあ何にせよハジマリです！始めが肝心。
　これにて去年までのやさぐれはひとまずリセット！

　超←リセット↑↑！！

　心機一転、色々と…頑張りますｖ
　とりあえず現実ではイライラを表に出さないようにお仕事一週間頑張るよー。
（笑顔えがお！！）

　そうすれば今週末は………待ちに待った日和四期アニメですしね…！！

　これのためだけに再び実家に帰りますよ私は！！
　さよなら交通費！！（笑）

　…こんな阿呆な奴ですが今年も宜しくお願いします！

♥ 締めのご挨拶（＋天国絵）

　お、大晦日…ですね。
　昨日まで仕事やってたからでしょうか………まっったく実感ないんですが…！（笑）

　なんかついこの前、はぴにゅ、とか言ってた気がするのに。
　丑年が、いってしまうのですね。そして来年は、私の干支だ…！（ひぃ）


　最後にお話一本くらい更新したかったんですが…実家でこそこそやるにはこれが限界だった…。
　これがひとまずの09年日和納めで…！
（手ブロ流用すみません）


　今年は、ロム専だった日和をジャンル追加したり、ランクに加入したり…ちょっとしたプチ転機の年でした。


　実は、ちょっと私生活…家庭内やらでキツイごたごたが沢山あったのですが…日和やＳＨ、そして皆様の存在でとても救われました。

　ここで、日和やＳＨへの好き好きを叫んで鬱々した気分をらぶ！に昇華することができた事。
　ライブやイベント、拍手に手ブロ……趣味の面でたくさんの人に出会って、構ってもらえたりしたこと。


　…素敵な、一年でした！！


　来年は今年以上にがっつり日和にどっぷりで行きたいと思います。
　新年早速、四期も始まりますしね…！！
　鬼閻オンリーもありますしね…！！（行きたい！）


　こんな一人遊びのマイペースブログサイトですが、来年もどうぞ…よろしくお願いします。
　ではでは皆様…よいお年を！

♥ 左胸が好きを叫ぶ（妹太／文）

『もう、とっくの昔に無くしたと思っていたのに』
『もどかしくも甘くジリジリ焼けていくような、橙色』

※妹太！
※…なのに妹子が空気
※甘酸っぱさに焦れっ太子
※日付無視（クリスマスルー）


以上が許せる方。
続きを～よりどうぞ。


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　きゅううと酸っぱくて、ぐずぐずと甘い。
　そんな、まるでレモンに砂糖をまぶしたようなかわいらしい、瑞瑞しい恋愛が似合うような歳じゃない。
　わかってる。
　そんな時期はとうの昔に通り過ぎて生きてきた。
　それはきっと、お互いに。


（例えば私なんて、それこそ、寝床ですら政の舞台になるような世界を子供の頃から知っているんだからさ）


　ああ、もうそれなのに。



（なのに……ああもうどうしちゃったんだ、私…！！）



　それなのに、二人をとりまくこの、何だかもどかしくも甘くジリジリ焼けていくような橙色の空気は何なの！
　そしてこの桃色のそわそわオーラ！！
（隋で出会ったバカップルだって、ここまでのオーラは出してなかったよ…！！）


　その事実が、複雑だけど少し嬉しくて、くすぐったくて。
　そしてそれ以上に恥ずかしいというか……うん、もう、限界。



「…どぅだぁあああ！！そ、そうだっ！賞味期限ギリギリっぽい崖っぷちなカレーを鍋に残しておいたの、忘れてたでおまっ！！私、帰るな！！帰るっ！！」
「はぁ？！ちょ……太子？！」


（やっぱり無理ー！！耐えられないでおま！！）


　やっぱり今日も奇声と怒声とを駆使し、太子は目の前の現実からあらん限りの全力疾走で逃げ出した。




【左胸が好きを叫ぶ】




「……うああ、この超素敵ミドルな摂政にあるまじきこの現実……なんなんだ…！！」


　息切れのままに叫ぶと、法隆寺の玄関前で体育座りになってしょんぼりうなだれる。
　ああ、またやってしまった。

　自分でも、いい加減に何とかしないとマズイよなぁ…とは思うのだ、切実に。


（だってさぁ…）


　いい年した大人が、恋仲になって一月以上も経ったというのに。


「……ちゅーひとつ、今だに出来てないでいるなんて、一体誰に言えるってんだ！！」


（いや…誰にも言わん！っていうか言えないけども！！）



　何が良くないかといえば、まず、タイミングだ。


　なんだか改まると、お互いがお互いに照れてしまってどうにも、ダメなのだ。
　途端ぐだくだになる。


　勿論太子も妹子もれっきとした男なのだから、時折、どちらかがぐっと強気に出てどうにか打破しようとする時だってある。
　あるのだけれども……そういう時は必ずもう一方のボルテージが、頑ななまでに真逆に向かうのだ。何故か。

　そして照れやらなにやらが伝染し……最終的にはいつもの掛け合い漫才になり、ひどいときには喧嘩になるのがおきまりのパターンだ。


　甘酸っぱいを通り越し、いっそもう、しょっぱい。


「…私、こんなにピュアネストだったのかぁ…」


　自分の感情でいっぱいいっぱいで、お互いに駆け引きもできないで、ぶつかるだけ。
　こんな真っ直ぐな気持ちなんて……もう、とっくの昔に無くしたと思っていたのに。


「恰好悪い……ああ、カッコわるぅいい私…！！」


　瑞瑞しい恋愛が似合うような歳じゃない。
　なのに、一人きりになっても、お前を思うだけで、きゅうと酸っぱくてぐずぐずと甘くなる胸のうち。
　たったひとつの特別な『好き』な交わしあいだけで、こんなにも一喜一憂して。
　みっともなく必死で格好悪いことこの上ない。



「…でも……私……妹子といる私、凄く…好きなんだよなぁ…」



　なあ、お前もそうだったりするのかな。


　脳裏に浮かんだのは、逃げだす前に見たあのはにかみ笑い。
　…ああまた、砂糖漬けにされたレモンが、ぎゅうぎゅうと好きを叫んでる。



ＥＮＤ




＋＋＋＋＋＋






　なんかクリスマスなの書きたいなー甘酸っぱい妹太にちゅーさせたいよー。

　……とか思いながら、会社のおやつにレモンピールかじっていたらふとコレが沸いて出ましたが。
　たぎったその勢いで一気に書き上げてみましたが。

…ちゅーしてない…！！
…クリスマスですらない！
でも甘酸っぱい…！（笑）

　もはやこんな二人にすら、私の左胸にはいっているレモンはきゅんきゅんするので末期かもしれません。

　お読みいただき有難うございましたｖ
　…あ、メリークリスマス！！（無理矢理）


H21.12.25

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